「星の子ポロン」のサブタイ書体考察【その1~その60】
前回の記事では、ポロンのバンク使用傾向から制作時期を考察してみた。
今回は、「サブタイトル画面」から制作時期などを考察してみよう。
注:この記事に掲載された内容は全て推測に過ぎません。
①「の巻」の書体から区別してみよう
お気づきの方も多いと思いますが、
ポロンサブタイ画面の「の巻」は、ゴシック体と明朝体の二種類が存在します。
これを振り分けて、表に纏めてみました。
初期発掘シリーズ(その1~19)はゴシック体、紙芝居シリーズ(その20~38)は明朝体が使われていることが分かります。
予算増加シリーズは「その39~51」までゴシック体(たまに明朝体)となり、その後「その52~その60」は明朝体(たまにゴシック体)にまた戻っています。
別作品になりますが、モノクロ版「パーマン」ではサブタイ画面の書体から制作会社が判別できる、といった話があります。
もしかすると、ポロンの場合も同様に、サブタイ画面の書体によって制作班が違う可能性が考えられます。
現にゴシック体の初期発掘シリーズと明朝体の紙芝居シリーズとでは全然作風が異なりますからね。
ただし、「発明狂狼の巻」と「発明失敗の巻」のような続き物のエピソードでも書体が違う場合があるので、そう単純な話でも無いのかもしれません。謎です。
②手書き書体の雰囲気から区別してみよう
本項は有志の方にご協力をいただきました。当初はその方の振り分けをもとに再構成して記事にする予定だったのですが、見れば見るほど自分で判断つかなくなってしまったので、そのまま掲載します。手抜き。
③背景色から区別してみよう
サブタイ画面の背景色から振り分けてみました。ちょいちょい背景色の時期に偏りがあるようにも思えますね。
ただし、放送時のフィルムの状態や録画ビデオの状態によって色合いがかなり異なるため、誤った振り分けをしている可能性が高いです。
本記事は以上となります。
結局何を言いたいのかよく分からない記事ですが、ポロン研究の何らかの参考になれば幸いです。